独学でルノルマンカードリーディング!初心者必見、9枚引きをやってみよう!

カードリーディング

辻堂タロット占いサロンSHINのオーナー兼、タロメディアのライター秋本栞里です。神奈川県藤沢市で対面鑑定をしております。

このサイトではタロットカードにまつわることや、生きやすくなるためのヒントを発信しています。今回のテーマは、

独学で学ぶ人のための、ルノルマンカード講座

です。カードデッキを買ったばかりの初心の方は、是非参考にしてみてください!

ルノルマンカードは簡単?むずかしい?

ルノルマンカードは、カード占いの中では比較的簡単で、覚えやすいと言われます。たしかに覚えやすくはありますが、扱う難しさにおいては、タロットカードそこまで変わらないように思います。

ルノルマンのモチーフはシンプルで、逆位置もないので覚えやすいです。しかし実践的な視点で見ると、シンプルがゆえに解釈が難しい場合もありますし、組み合わせた時にどう読むかで迷う時もあるんです。

ルノルマンカードはシンプルがゆえに、解釈が難しく感じる場面もある

「タロットカードとルノルマンカード、最初に覚えるならどっちがいいの?」とよく聞かれますが、それぞれに奥が深く的中率もどちらも高いので、一概に「こっちのほうがいい」とは断言できません。

こだわろうと思えばどこまででもこだわれますし、「どっちが簡単か」の質問にも、二択では答えることができません。それについては別の記事もご覧ください。

 

ルノルマンカードはとてもシンプル

ルノルマンカードは実はもともと、ゲーム用として開発されました。発売当時の名前を、「希望のゲーム」と言いました。使われている絵柄や数字は今と同じです。サイコロをふって1~36まで進めていくという、すごろく遊びのようなルールだったようです。

オリジナルでは「マス目」という役割でしたから、イラスト以上の意味はないわけですね。なので絵柄そのものには、深い意味はありません。

タロットの方が複雑

このように、ルノルマンカードのモチーフはとてもシンプルです。「犬」は犬以上のなにかを指しません。どのカードも、モチーフそのものを描いています。一方で上の図にあるように、タロットカードは「数秘術」や「メタファー」など、たくさんの意味や記号を含みます。

タロットの犬と、ルノルマンカードの犬

タロットカードにおける「犬」:心の葛藤、本能、獣に近い性質
ルノルマンカードの「犬」:犬
(数字が同じ18なのは、これを書いていて気づきました…)

タロットは、西洋絵画の世界に通ずる?

ボッティチェッリ 「春 (プリマヴェーラ)」

ボッティチェリの「春」という作品をご存知でしょうか?ちょっとだけ話がずれてしまいますが、昔の西洋絵画とタロットには共通する部分があるので説明いたします。

先ほど、タロットにはたくさんの「記号」が隠されていると述べましたが、この「春」という作品はまさに記号だらけ。明らかに「なにか」を意図して描かれているわけですね。ぱっと見では森の中で人が集まっている絵ですが、細かく見ると非常に面白いのです…。

こんなに意味深な絵画だと知ると、ゾクゾクしませんか?わたしは中学生の時にこれを知り、「ボッティチェリヤバい」と思いました。同じように「やばい!面白い!」と興奮した方は、ルノルマンカードよりもタロットカードの方が向いていると思います。

ルノルマンカードから始めた方がいい人

ボッティチェリの意味深な絵画同様、タロットは非常に多くの情報を含んでいます。これらがリーディングをする上での鍵になるわけですね。いかにも秘密結社が好みそうなことです。(イギリスの「黄金の夜明け団」という秘密結社が作ったウェイト版が、現在もっとも普及しています)

どうでしょうか?タロットは、昔の西洋絵画と似ている部分がありませんか?「その人物を、その構図で描くことは○○を意味する」だとか、「○○は△△を意味する」といった、秘密の表現が多く描かれています。

こういった要素を「面白い!」と思える方はタロットを、「わたしはシンプルな方がいいかなあ…」という方は、ルノルマンカードから始めてみましょう!

ルノルマンカードの中の「トランプ」は、なにを示す?

先ほどの図をもう一度載せます。左上に「トランプ?」と書いたように、デッキによっては対応するトランプの絵柄が描かれていることがあります。この「対応するトランプ」ってなんなのかって話なんですが、とくに気にしなくて結構です!笑

トランプの絵柄は、デザインの一部です。リーディングをする上で特に使うことはありません。でもなぜわざわざ描かれているかというと、ルノルマンカードの名前の基になった、ルノルマン夫人の占術が関係しているからです。

ルノルマンカードにあるトランプの絵柄は、単なるデザイン。深い意味はない。

ルノルマン夫人って?

ここで、ルノルマンカードの名前の基になったルノルマン夫人について少し説明します。彼女はフランス革命前後のパリで、占い師として活躍していました。腕利きで有名で、ナポレオンの妻お抱えだったことでも知られます。

ルノルマンカードという名前は、そんな彼女の功績にあやかってつけられました。美白化粧水に「小野小町」と名付けるようなものですね。たまに、「ルノルマンカードはルノルマン夫人が作った」と説明しているサイトや占い師がいますが、これは間違いなので注意してください。

 

彼女は当時、トランプを使って占っていたと言われます。だからルノルマンカードにはトランプが描かれているのですね。

トランプ柄は本当に意味がないのか?

そうはいっても、「ルノルマンカードのトランプは本当に意味がないのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。「タロットカードが意味深なように、ルノルマンカードも実は意味深なのでは?」と思いますよね。

わたしもそう考えたこともありますが、どう考えても意味があるようには思えないんです…。少なくても、普通にリーディングする上では気にしなくて大丈夫です。

オタク心を爆発させて読み込めば一定の関連性を見つけるかもしれませんし、無理やり関連付けることも可能でしょう。しかし「希望のゲーム」として作られた時点で、そこまで作りこまれていたとは考えにくいです。よってわたしは、ルノルマンカードに描かれたトランプは、特に意味がないと考えます。

ためしに、ルノルマンカードの3番目のカード「船」で解説してみましょう。

船のカードには、スペードの10が描かれています。スペードはタロットにおいてソードを意味し、四大元素では風を意味します。トランプ占いでいえばスペードの10は「やることが裏目に出る」となり、タロットにおいては「壊滅的」となります。いずれにしても、にっちもさっちもいかなくなった状態を表します。「3」という数字は、数秘術でいうと「バランス・一歩前に進む」といったことを示します。

  1. スペードの10→やることが裏目に出る、壊滅的な状態
  2. 3の数秘→バランス、一歩前に進む
  3. 船の意味→遠く離れる、交流、ゆっくり、仕事、ワクワク、冒険心など

一方、船そのものの意味は上に書いた通りです。一度港を離れるとなかなか戻ってこれないことから「遠く離れる」ですとか、移動が遅いので「ゆっくり」、船旅のワクワクする感情などを意味します。

どうでしょうか?全然関連性がなさそうに思いませんか?

もしこれが転覆した船の絵だったらシンクロしますが、「ワクワク/壊滅的」という要素はリンクしませんね…。しいて言えば「風を受けて進む」ので、四大元素の「風」との関連性は感じますが…。船以外のカードも同じように、トランプとカードの意味とのシンクロは感じません。

ルノルマンカードでは、数字もトランプも関連性がない!(=覚えなくていい!)

ルノルマンカード36枚の意味

お待たせしました~。ルノルマンカード36枚の意味一覧になります。よく使う解釈となる「キーワード」のみを載せておきますね。今後充実させていくことも考えておりますので更新をお待ちください。

解釈をしやすくするために、先にルノルマンカードを3つのグループにお分けいたします。というのもルノルマンカードにはモチーフと意味に関連性があるものと、ないものとがあるからです。「手紙」といえば「メッセージ」とすんなり理解できますが、「クマ」と聞いて「上司」とは思いつきませんよね。

こんなふうにイメージ通りでないモチーフも多いので、覚えやすさで3グループに分けています。番号通りには並んでいませんのご注意ください。

1 イメージ通りのカード
クローバー、家、花束、コウノトリ、犬、庭、ハート、指輪、手紙
2 比較的イメ―ジ通りなカード
木、雲、ヘビ、棺桶、鎌、ムチ、小鳥、子ども、星、山、道、ネズミ、本、太陽、月、鍵、イカリ
3 イメージが沸きにくいカード
キツネ、クマ、タワー、騎士、ユリ、魚、十字架

イメージ通りのカード

それでは絵柄と意味がリンクしやすい、イメージ通りのカードから見ていきましょう!これらは意味を「覚えよう」とすることなく、すんなり頭に入ってくるカードたちです。

クローバー、家、花束、コウノトリ、犬、庭、ハート、指輪、手紙を順番に解説します。

クローバー

 

 

 

 

 

【キーワード】幸運、臨時収入

草むらの中で四葉のクローバーを見つけると「やった!」とちょっと嬉しくなりますよね。ルノルマンのクローバーは、この「ちょっと嬉しい」がキー。ささやかな幸福や、棚からぼたもち的なラッキーを意味します。永遠の幸福ではないので、短期的な幸せとなります。

【キーワード】家庭・落ち着き

イメージそのままですね。建物自体を意味したり、家庭や地元、ホームとなる場所(会社や行きつけのカフェ)を示すこともあります。感情面でいうとホッとする感じや、家庭的な雰囲気と捉えてもいいでしょう。

花束

【キーワード】喜び、贈り物

花束を受け取って、嬉しくない人はいませんね。受け取ったときの嬉しい気持ちや、送る側の気持ちを想像して読み取ってみましょう。花束を受け取る場面、職業などを連想してみましょう。

コウノトリ

【キーワード】進展、妊娠、出産

「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」という言い伝えに由来します。これもイメージ通りですね。妊娠にまつわる場面だけではなく、昇進、合格、異動、レベルアップなど、基本的にいい変化を示します。子育て、家族、見守るなど連想してもいいですね。

【キーワード】友情、忠実、信頼

忠犬ハチ公、名犬ラッシーをイメージしてみましょう。犬というのは飼い主にとても忠実です。言いつけを守りますし、恩をずっと覚えていますよね。そういった犬の性質から友情、信頼関係などを連想します。職場でいえば、信頼し合っている上司と部下。恋愛でいえば友だちのような関係や、心から信頼しているパートナーとなります。

【キーワード】会う、集まる

ルノルマンカードの「庭」は、日本の一般家庭にあるような、狭い庭ではありません。神奈川県の山下公園のような、広くて整備された西洋風の庭園を指します。庭園は人々の憩いの場。デートスポットだったり、休む場所だったり、インスピレーションを得る場所だったりします。人が集う場所なので、「集まる」「会う」となります。

ハート

【キーワード】愛情、ドキドキ

これも意味はそのまま。かといって、「これが出たということは愛されている!」と解釈するのも早合点です。ドキドキしている、びっくりしたといった意味で出てくる場合もあるからです。他にも「ハートフル/心温まる/ほっこりする」など、解釈を広げてもいいでしょう。

指輪

【キーワード】約束する、契約する

指輪といえば「お付き合い・婚約」のイメージです。キーパーソンの近くに指輪が出ていたら、その人には恋人がいたり、結婚している可能性が高いです。結婚以外の意味もあります。婚約指輪は英語で「エンゲージリング」ですね。エンゲージというのはもともと「従事する」という意味で、集中させる、取り込むといったニュアンスを含みます。仕事や役目など、なにかに“従事する(集中して取り組んでいる)”ことを示す場合もあります。

手紙

【キーワード】メッセージ、相手の気持ち

手紙やメール、郵便物そのものを示す他、無言のメッセージなども含みます。手紙とは、気持ちを込めて書くものですよね。ですから、「本当に伝えたいこと」や「真心・本音」「他の人には言知られたくない、あなたにだから言えること」などと連想してもいいでしょう。

比較的イメージ通りのカード

続いてこちらも比較的イメージしやすいカードたちになります。一瞬とまどうこともありますが、意味を聞いたら「なるほどね」と納得できるものたちです。

木、雲、ヘビ、棺桶、鎌、ムチ、小鳥、子ども、星、山、道、ネズミ、本、太陽、月、鍵、イカリを順番に解説します。

【キーワード】癒し、健康、医療

医療というキーワードはピンとこないと思いますが、「癒し」から連想させると納得できると思います。木に触ったり、緑の多い場所に行くと自然と癒されますよね。ルノルマンの木は、そういった癒し全般を意味しています。ヒーリング、アロマ、カウンセリングといったことから、治療そして医療へと繋がります。

【キーワード】不安、はっきりしない

暗雲が立ち込めている様子を、心の状態に当てはめることができます。モヤモヤしている、不安、どうしたらいいかわからないといった気持ちを表現します。状況の場合は、先行きがわからないと解釈します。

ヘビ

【キーワード】浮気相手、威嚇

聖書では、ヘビはイブをそそのかす動物として描かれています。そういったことから毒婦のイメージがあり、浮気相手・不倫相手を指します。片思いの相手がフリーで近くにヘビが出ていたら、彼を思っている他の女性(ライバル)がいるか、セフレがいる可能性を示します。恋愛以外でこのカードが出たら、気が強い女性、虐める女性、性格がキツイ女性などと解釈できます。

棺桶

【キーワード】区切り、終わり

棺桶は人生の終わりを意味しますから、そのままものごとの終わりや区切りを意味します。淑女カードの近くに出れば「元カノ」となりますし、「もう想っていない相手、過去の人」ということになります。かならずしもネガティブなニュアンスとは限らず、「未練がない」ということを示すこともあります。

【キーワード】断ち切る、やめる

棺桶とニュアンスが似ていますが、こちらは行為として「終わりにする」ことを意味します。棺桶は状態としての「終わり」です。鎌は「断る、別れる、やめる、振る・フラれる」ことを意味します。

ムチ

【キーワード】口論、DV、トラブル

今の時代、子どもが悪いことをしたら「お尻を出しなさい!」なんて言うお母さんはいないと思いますが、その昔は国内外を問わず、体罰は普通に行われていました。さらに時代をさかのぼった西洋では、奴隷を叩くために鞭が使われていました。ルノルマンの鞭はそこから来ていて、体罰、主従関係、虐め、拒絶などを表します。現代でいえばSNSのブロックはこれに当たります。

小鳥

【キーワード】話す、コミュニケーション、噂話

鳥たちがチュンチュンと仲良くおしゃべりしている様子をイメージしましょう。おしゃべりというと楽しい話をイメージしますが、噂話も含まれます。人が集まれば、少なからずそういう話にもなりますよね。現代風の解釈ではチャット、ツイッター、掲示板となります。くだけた話というニュアンスなので、仕事の占いで出てきたら重要な会議ではなく、休憩時間の雑談と解釈します。

子ども

【キーワード】小さい、未熟な

子どもそのものを表すこともありますし、子どもっぽい、幼稚というネガティブなニュアンスを示す場合もあります。「小さい/若い」ということから連想して、「かわいらしい」「守ってあげたい」「チープな」「新人」「未熟な」などという意味にもなります。

【キーワード】希望、目標、憧れ

芸能人や有名人を、スターと呼ぶことがありますよね。その言葉通り、「憧れ」という意味を持ちます。「目標」というのは、方位磁石もなかったような大昔、船乗りが北斗七星や星座を目印に航海したことに由来します。「希望」というのは、星に願いごとをすることからきています。

【キーワード】障害、困難、ハードル

ルノルマンの中では比較的ネガティブなカードになります。物理的、心理的な両方で壁がある状態、ハードルが高い、手の届かない存在であることを示します。ポジティブに解釈する場合は、「越えなければいけない壁」ですとか「挑戦しなければいけない課題」といったふうに捉えます。

【キーワード】迷い、選択肢、続く

ルノルマンにおける「道」は、一本道だったり二股に分かれる道であったり、デッキによってデザインが違います。「道の途中」というように、ものごとの途中やまだ続きがあること、「どっちに行こうか」という迷いの感情などを示します。道を歩いて行くのは時間がかかりますから、時間経過を示す場合もあります。

ネズミ

【キーワード】減る、奪う、コソコソ

わたしはネズミが苦手なので、ネズミのカードを見ると「ひいっ!」っとなってしまいます。ネズミは害獣で、いつの時代も不衛生でイヤなイメージが付きまといます。ネズミは病原菌の宝庫でもあることから病気、ウイルスの意味があり、新型コロナとして当てはめることもできます。ネズミは民家に忍び込み、食べ物を盗みますよね。そういったところから、「コソコソ、奪う、減る」という意味を持ちます。

【キーワード】秘密、知識、気持ち

本は知識の象徴、というのはすぐ理解できると思います。ところが「秘密」はちょっと難解ですよね。大昔、本は誰でも手に入れられたわけではありませんでした。手に取る機会があったとしても、字を読めない庶民もたくさんいたわけです。そういった人にとってみれば本は「秘密の宝庫」ですよね。また開いて読んでみるまで中身がわからないという側面もあります。それを人の気持ちに当てはめ、「秘めた思い」とも解釈できます。本については別の記事にしていますので、そちらをご覧いただければと思います。

 

太陽

【キーワード】成功、自信、エネルギー

初日の出、朝日、晴れの日の太陽の、すがすがしく眩しいイメージです。地上の隅々にまで光を届き、作物に実りを与え、人々の心には希望を与えます。そこから「エネルギー」「自信」「成功(また日が昇る)」といった連想をします。

【キーワード】人気、感性、ロマンチック

月=ロマンチックというのは連想しやすいですね。ここでの「人気」は、キャーキャーと騒がれるような人気ではなく、「男子に秘かに人気のある清楚系の女子」といった、秘かな人気を示します。そこから思いを寄せている女性、片思いの女性と連想もできます。月と女性は切っても切れない関係にあるので、女性そのものや生理、バイオリズムを示すこともあります。

【キーワード】キーパーソン、キーポイント、きっかけ、開ける・閉じる

ルノルマンカードの「鍵」は、理解がしにくいと言う人が多いです。でも意外とそうでもないように感じます。「キーパーソン」というとピンとこないかもしれませんが、「その件に関して鍵を握る人物」と理解すればいいですし、「きっかけ」というのは「今がそのとき」と理解します。人の気持ちとして解釈するときは、「心を開いていない/開きたいと思っている」などと読み取ります。

イカリ

【キーワード】固定、安定、どっしり

一般的に理解がしにくいと言われる「鍵」よりも、個人的にはイカリの方が難しいですね。解釈の幅が広く、ネガティブにもポジティブにも中立にも読み取れるからです。イカリは、船が港に停泊するときに使う道具です。その場所を動かないので「安定」という意味がありますが、「進めなくしている、足を引っ張っている」というネガティブな側面もあります。そのため人の気持ちとして引いた時は、みずから望んでその状況を選んだのか、動くのが面倒でそうしているのか見極めが必要です。

イメージが沸きにくいカード

続いてモチーフと意味がリンクしない、イメージしにくいカードたちの説明です。西洋人にはイメージしやすいけど日本人にはイメージしにくいもの、意味を聞いてもあまりしっくりこないカードたちです。

騎士、キツネ、クマ、タワー、ユリ、魚、十字架を順に解説します。

騎士

【キーワード】スピード感、知らせ、新たな出会い

ルノルマンカード1番目のカードです。のっけから戸惑ってしまった方も多いでしょう。騎士というと甲冑を着たナイトを思い浮かべますが、ルノルマンカードで描かれる騎士は「騎兵、騎手」のニュアンスに近いです。戦場の様子や敵陣の情報を伝えるために、馬に乗って素早く動き回ったことから「知らせ、スピード感」という意味を持つと考えられます。

新たな出会いという意味もあるのですが、これはよくわかりません笑。白馬に乗った王子様、というイメージなのでしょうか。由来はわかりませんが、そういうものとして覚えてしまった方が早いです。

キツネ

【キーワード】探る、こっそり、策略、下心

キツネに対するイメージは、日本と西洋では大きく違います。日本では「人を化かす」というコミカルで霊的な一面がありますが、西洋ではイソップ童話の影響で「ずる賢いやつ」という印象が強いです。ルノルマンカードでの意味は西洋のイメージに由来するので、「こそこそして、策略家で、隙を狙っていて…」というイヤなイメージで解釈されます。日常生活を占う場面で「策略」という解釈をする場面はあまりないので、「作戦を練っている」とか「様子を伺っている」と連想するとよいでしょう。

 

クマ

【キーワード】上司、恐怖心、(エネルギー・お金を)溜める

クマと上司は、どう考えても結びつきません笑。なぜそうなるのか。それは野生のクマを見た時の「怖い!」という恐怖に由来します。自分より立場が上の人って、基本的に怖いですよね。日本語では「恐怖」「畏怖」は区別しますが、西洋では一緒なのでしょうか…?「溜める」というのは、クマが冬眠をすることに由来します。長い冬を乗り越えるためには、エネルギーを溜め込むことが必要ですよね。

クマは欧州最強の動物らしく、強い動物ということで象徴的に描かれているようです。「強い動物=クマ」がピンとこない人は、ライオンやトラに置き換えて考えるといいかもしれません。強さという要素から、「闘争心」「ハングリー精神」と解釈を広げることもできます。

 

タワー

【キーワード】権威、伝統、お堅い、公的機関、ハードルが高い

伝統的な日本の建物において、「タワー」に相当する建物は存在しません。日本で「塔」といえば、五重の塔など神社仏閣に由来する建造物になるので、意味合いが変わってしまいます。あえて日本風に考えるとすれば、「門」と考えればしっくりくるでしょうか。お金持ちのお屋敷には、だいたい立派な門あります。立派な門には防犯の役割があり、権威の象徴でもあります。この「近づきにくい」というのが、塔の本質になります。

わたしは早稲田大学出身なので、塔のカードを見ると大隈講堂を思い浮かべます。大きな塔がありる大学や公的機関は多く存在しますので、近代以降の伝統的な大学に塔は付きものなのかもしれませんね。

こちらの画像はZOOMの背景にもらえるそうです笑

ユリ

【キーワード】家庭的な、成熟した、年上、性的な

こちらもまあまあ厄介なカードですね。恋愛場面では「性的な目線(セクシーな気分)」といった意味で解釈することが多いです。白いユリは、聖母マリアの象徴です。おしとやかな、子どもを守る良き母といったところから「家庭的な」という意味を持ちます。一方で、ユリはおしべとめしべがあらわなことから「性的な」とか「繁殖」といった意味も付け加えられたようですね。

年上という意味の由来ははっきりしません。ヨーロッパの長く続く家庭にはユリの紋章があるからといったこじ付け的な説もあるようですが、かなりあいまいです。「子ども」のカードの対になるものと覚えれば、少しは理解しやすいのではないでしょうか。

【キーワード】お金、貴重な、水、アルコール

その昔、山側に住む人にとって魚はめったに食べれない「ごちそう」だったことから、貴重なものを指すようになり、お金そのものを指すようになったとのことなんですが…。だったら初めから「コイン」というカードにすればいいのにと思ってしまします笑

仕事の場面ではお金や、その人が価値を感じているものを示します。恋愛では興奮した時の「血流」を象徴していることが多いように感じます。大切にしたい気持ちよりも、はやる心が優位になっている状態、平たく言えばヤリたいと思っている…と解釈することもあります。

十字架

【キーワード】重荷、苦悩、罪悪感

ルノルマンカード最後のカードにして、もっとも難易度の高いカードではないでしょうか?日本人にとって、キリスト教的な価値感は馴染みがありません。十字架をお守りと置き換えようとしても、解釈にズレが生じます。この十字架は、原罪とか救われたい思い、祈りといったことの象徴になります。相手への気持ちとして引いた場合は、「申し訳なく思っている」と解釈することがあります。好きかどうかでこれが出てきたら、「気持ちが死んでいる=感情がなくなってしまっている=少しも好きではない/いい意味でまったく気にしていない」となり、かなりショックの大きい結果になりますね。

ルノルマンカードを読み解くコツ♪

36枚全部一気に覚えるのは大変かもしれませんが、練習を重ねていくうちに慣れていくものですので安心してください!

ルノルマンカードの意味は基本的に、モチーフからの連想がほとんどです。タロットのように象徴的な意味は少ないので、割と自由に解釈して大丈夫です。タロットに比べ自由度が高いので、楽しくやっていきましょう♪

ルノルマンカードリーディングを上達させるための、2つのコツがあります。

  1. 組み合わせで読む
  2. 連想で読み解く

どちらもかなり重要なことですので、ひとつずつ解説します。

組み合わせで読む

タロットカードはワンオラクル(1枚引き)でも占えますが、ルノルマンカードはワンオラクルには向きません。タロットのように、それだけでは深い解釈ができないからです。

タロット:22枚(大アルカナ)の連続した世界観のうちの1枚なので、1枚だけでも深い解釈が可能
ルノルマン:「安定する」「喜び」など、単語的な意味。動詞・形容詞だけでは文章が作れないのと一緒で、1枚だけではふさわしい解釈ができない

このようにルノルマンカードは1枚単体では解釈が難しいので、2枚以上の組み合わせで読むことが前提となります。

<組み合わせの例>

  • ハート+手紙=ラブレター
  • 棺桶+淑女=元カノ
  • 道+船=迷いながらもゆっくり進む

連想で読み解く

「こんな感じでいいの?テキトーじゃない?」「こんな誰でもできる感じなの?」「自由度高すぎない?」

はい、すべておっしゃる通りです。テキトーというと語弊がありますが、ご自分が感じたように読み取っていくのが『正解』です。これはタロットカードでも同じように言われますが、タロットにおいては半分正解で半分間違えといったところ。

その理由は繰り返しになりますが、タロットカードは22枚の連続する世界観の中の1枚ですので、1枚だけでも深い意味があります。記号・数秘・色などからも読み解く必要があり、インスピレーションだけを頼りにしていいものではないからです。

一方で、ルノルマンカードは元々の意味もモチーフからの連想です。ですから連想が基本。元の意味からさらに連想することで、個別のケースに対応していきます。

本に書いてあることは絶対か?

わたし自身、ルノルマンカードを勉強する上で様々な本やブログを拝見してきましたが、どうもしっくりこないというか、腑に落ちない解釈も多く見受けられます。

リーディングはカードリーダー(読み手)のフィルターを通して解釈されるため、その方が「そう感じた」としても、他の人にはなんのことやらピンとこないケースもあります。ですから、「なぜ『星』と『クマ』でそんな意味になるの?!」という場面に出会っても気にしないでください。実際、スピリチュアルすぎる解釈は、日常的なカードリーディングではほぼ使いません。

腑に落ちない解釈を理解しようとするより、自分の中にひらめきが起こるまで待ってみるのが正解です。

実践してみよう!

さて、ここからは実践的なリーディングについての解説です。

市販されているテキストを見ると「ワンオラクル(1枚引き)からスタートし、徐々に枚数を増やして練習しましょう」と書いてあることがあります。1枚引きが形になってきたら、スリーオラクル、5オラクルと枚数を増やしていく…。

一見理にかなったやり方ではあるのですが、何度もいうようにルノルマンカード1枚だけには、深い意味はありません。ですので、1枚引きをひたすら練習したところであまり意味があるとは言えません。よって練習であっても、いきなり実践的な9枚引きから始めた方が効率がいいんですね。9枚引きとは、下のイラストのようなスプレッドです。

9枚引きとは?

9枚引きとは、キーカード(紳士・淑女いずれかのカード)を真ん中に置き、8枚で周りを囲んだスプレッドを言います。グランタブローの最小単位とも言えますね。グランタブローとは、36枚すべてを使った大きなスプレッドのことを言います。

グランタブロースプレッド(実際に鑑定で使用したときのもの)

9枚引きですと、横に並べただけの3~5枚引きと比べ、接するカードが多いので様々な組み合わせで読むことができます。連想の幅が広がるので、より豊かな解釈をすることができます。早くなれるためにも、9枚引きから始めることをおすすめします。

9枚引きをやってみよう!

先ほどの画像をもう一度載せます。9枚引きは、横列と縦列を合わせて読みます。上段は顕在意識(頭で考えていること)、中断は状況の変化、下段は潜在意識(無意識)を表します。

(上)顕在意識/(中)状況/(下)潜在意識

顕在意識というと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単にいうと「頭で考えていること・思考・感情」です。反対に潜在意識は、別名無意識というくらいですから、自分では自覚できない部分です。その人自身の本音、本当にやりたいこと、ピュアな気持ちといった部分を示します。

顕在意識と潜在意識には、真逆のことが出たりする

続いて縦軸の説明です。左から過去、現在、未来です。タロットもルノルマンも、基本的に時間軸は左から右に流れます。「ルノルマンカードにおける過去、未来はどれくらいで設定すればいいんですか?」と質問されることがありますが、あえて設定する必要はないと思います。

というのも、人によっては過去は昨日として出たり、未来のことは半年後だったり現れる時間はバラバラだからです。テーマとしてあえて時間設定をしたい場合は、前後1年以内を目安にしてください。

過去、未来の時間設定はあえてしなくてもいい

9枚引きを読み解くコツ

細かい点をお伝えしようとするとキリがないので、細かいポイントは上級編として、いずれ有料noteでお伝えしようと思います。

基本的な読み方としては過去から未来への変化の流れと、顕在意識・状況・潜在意識のギャップ(関連性)同時に読み取ります。

なんども同じ画像を出して申し訳ないですが、いよいよこちらの鑑定例の解説です。こちらはある女性の、仕事状況の変化というテーマで引いています。

過去の縦軸を見てください。状況は【ネズミ】、思考は【契約】、無意識は【つらい】です。この方はフリーランスの方なので、コロナもあってお仕事自体が減っており、精神的に参っていた様子が表れています。

現在は【庭】と【花束】ですので、お客様と会う機会も増え、お仕事が戻ってきていることに喜んでいる様子です。

未来の状況の部分に、さらなる発展を示す【コウノトリ】が出ています。【棺桶】は通常ネガティブに解釈することがほとんどですが、周囲のカードを見るに「区切り」程度の意味で出ていると判断します。ですのでご本人的に「これはチャンス!」と思えるきっかけがあり、本人にとっては今のお仕事は一区切りついて、さらに発展していくと読み解けます。

リーディングの順序

  1. 全体を見渡す、雰囲気を見る
  2. 過去から未来がどう変化しているか、ストーリーで読み解く
  3. 顕在意識、潜在意識で関連性はあるか、ギャップはあるかなど読み解く
  4. 「こういう状況だから、こう思っているんだな」など、状況との関連性を読み解く

もう一つリーディングしてみましょう。こちらは、ある女性の相談をイメージしています。相談者の女性は1年前に別れた彼氏のことがまだ気になっています。その彼は、今自分のことをどう考えているのか、彼の中で自分がどう認識されているのかをテーマに引きました。相談者は女性ですが、「男性の気持ち」を占っているので、キーカードは男性になります。

過去の状況は【塔】です。別れた相手ですので、気軽に会える状況でないのは当然ですね。一方で、顕在意識・潜在意識は比較的ポジティブです。お二人はたまに連絡を取り合うこともあったようなので、それが反映されているのでしょう。【犬】は友情を、【魚】は血流を表すので、ここでは「連絡が来て嬉しい」といった感じでしょうか。「別れたので気軽に変える状況ではないけど、友達として連絡を取り合えるのは嬉しい」という解釈になります。

現在ですが、【鎌】と【棺桶】という、どちらも別れを示すカードが出ています。もうすっぱり諦めがついているので、未練などもないよという気持ちの表れです。「終わった恋である」と認識している様子ですね。

未来はそこから動きが出てきます。【船】は新たな動きを意味するので、彼か女性が新しい恋人をつくり、離れていくことを示します。幸せを示す【クローバー】が出ているので、離れていくのは寂しいことではなく、お互いにとって喜ばしいことと思っているようです。潜在意識は【本】なので、二人のことはいい思い出としてとっておく、そういった解釈になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?はじめてルノルマンカードを手に取った方、これから勉強しようと思っていた方、タロット以外の占術を身につけたい方にとって参考になれば幸いです。今後はすべてのカードの個別の記事を作っていく予定ですので、是非楽しみにしていてください。

コメントで、「こういうことを扱って欲しい」といったリクエストを募集します♪タロット、ルノルマンともにリーディングのコツや、解釈の仕方などを別のブログにすることでお答えいたします。

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コメント

  1. lina より:

    I have read so many posts about the blogger lovers however this post is really a good piece of writing, keep it up

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